炭素賦課税 | 電気代/CO2削減

2028年開始の新たな税金対策

政府は、企業の排出量削減を促すため、2028年度から化石燃料を輸入する企業に対し、炭素賦課金の支払いを義務付ける方針を決定しました。電力・ガス会社、商社などを対象とし、徐々に金額を引き上げる計画です。

カーボンプライシングとは、炭素排出量に価格をつけ、企業や個人に金銭的な負担を求めることで、CO2排出量を削減する仕組みです。これには炭素税や排出量取引などがあります。

炭素税は、一般に租税の一種として扱われ、CO2他温暖化要因となるガスの排出に対する直接的な税金です。その税率は法律で決まり、議会の承認のみ変更可能です。そのため、政策として炭素税の税額調整には時間がかかりる傾向があります。

炭素賦課金は租税ではなく、政府や関連機関が特定の目的のために特定活動に対して課せれる金銭的負担です。このシステムは、賦課金の水準を政省令で調整でき、市場変動や政策目標に応じて迅速に対応できます。